子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)
■ 症状
生殖器からの出血が見られます。
(膿が出る場合もある)
お腹が膨れたり生殖器や腰周りに左右対称の脱毛が見られることもあります。
メスのハムスターに発症します。
★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります
■ 原因
* 細菌感染
* ホルモンバランスの崩れ
* 子宮内膜炎
生殖器から黄白いどろっとした液体が出てきた場合、排卵後の分泌物を膿と見間違えることがある。(メスの発情周期は4日ですので、毎日出るようであれば膿です)
子宮に膿が溜ったものが子宮蓄膿症ですが、似たようにお腹が膨れて生殖器から出血するものに卵胞嚢腫(卵巣に液状成分が溜る)・子宮水腫(子宮内に粘液が溜る)などがあります。
卵巣・子宮に腫瘍ができた場合も生殖器からの出血が見られます。
出血した時点で病状はかなりすすんでいますから、出血が見られた時点ですぐに通院する必要があります。
高齢(1歳以降)になると体の免疫力が低下するため頻発します。
■ 自宅での応急処置
応急処置 ハムスターの出血(生殖器から)
■ 治療
抗生物質や止血剤を投与しても完治は難しく、年齢的・体力的に問題なければ子宮摘出手術を行います。
【詳細】生殖器系メス(ハムスタ−クラブの診療室)
■ 予防
メスが高齢になったら高い確率で発症することを覚悟しながら、細菌感染を予防すること(住環境を清潔に保つ)と正しい食生活をおくる・ストレスをかけないこと(免疫力を下げない)に努めてください。
若いうちに子宮摘出手術を行う予防法もあるが、麻酔手術での死亡リスクを考えると発症前(健康なとき)は積極的に行うべきでないです。
1歳を超えたメスの繁殖を避けることも予防になります。
■ 闘病
なし
■ 症例
※辛い内容になることを予めご了承下さい
エキゾチックペットクリニック(動物情報→哺乳類→げっ歯目→ハムスター→病気)
卵巣・子宮疾患
■ 関連する病気
生殖器にできる
高齢になると発症しやすい 不衛生な環境に多い
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。