ハムスターQ&A > 高い!ハムスターの診療費     レビュー
  • 高い!ハムスターの診療費

ハムスターの通院費、高いとお思いになりますか?

安い時で1回1000円ほど。
手術の時は2万円ほど。
救急で夜間診療へ駆け込んだ時は1回で1万円ほどしました。
私は決して高くないと思いますが、いかがでしょうか?

同じ小動物のウサギ、フェレットならもっと必要になります。
犬、猫ならこんなものでは済まされませんよ。
1回の通院で数千円〜数万円なんて当たり前になります。

ハムスターを適切に診療できる病院が少ない
病院側の事情

ハムスターなどの小動物の診療に時間を割くぐらいなら
犬、猫相手の方が診察料も高くて儲かります。
定期的に予防接種も必要になるので患畜も断然多いです。

動物病院も商売ですから儲からないと続けていけません。
儲からない小動物に力を注いで運営が苦しくなっては元も子もありません。

1回の診察で数十分さいてもらってお支払いが1000円だったら、とても申し訳ない気にさえなります。
ハムスターの診療はほとんどボランティアに近い感じになっているのではないでしょうか。

飼い主側の希望としては、中途半端にしか診察できないのならば看板に「犬猫専門」と書いておいて欲しいと思います。
「診察できます」と言われたら全てをお任せするしかないのです。
診察に自信がないのなら最初から診察願いを断って欲しいのが本音です。

ペット店でのハムスター生体も「割の合わない商品」です。
手間、エサ代の割には単価安くしないと売れない。
しかし安いから儲けが少ない。
売れないと飼育費がどんどんかさんでいく。
その分飼育用品の販売で利益をあげねばならない。
だからペット店の飼育用品は値段が高いのです。

飼い主側の事情

ハムスターが病気になって病院に連れて行く方は少数派です。
ペットとしての飼育数はものすごく多いのに
動物病院で患畜として来られる方は多くありません。


・病気になったらそのまますぐに死んでしまうケースが多い
・動物病院で診察受けれることをご存じない
・診察料がもったいないから行かない、行けない
・近所にハムスターを診てくれる病院がない

理由は様々ですが、病院へ連れて行かないことが悪循環を生むこともあります。

連れて行かない→病院での診察症例が少ない→病院の診察技量が上がらない

病院の先生も診察数をこなすことで自分の技量を上げているのです。
たまにしか来院しないのなら腕も上がらず、勉強も不足がちになる。
そして満足に診察できずに死亡する、あいまいな診察しかできない。

小動物の診察は難しいそうです。
専門のお薬も少ないですし、ストレスに弱い。
手術になると体が小さいので技術も求められます。
予防的に来られる方より、死亡寸前で来院されることも多く
助かる例もそう多くない。

「もっと早く病院へ来てくれたら助かったかもしれない」
と悔いるのは飼い主だけではなく、先生も同じです。

飼い主も病気に対する知識をしっかり勉強して、先生と一緒に取り組む姿勢が大事だと思います。

特異な目で見られる
生体が数百円で手に入れることができるので
その何倍もの通院費がかかることで「高い」と感じるのでしょうね。

犬、猫、ウサギ、フェレットなどと違い、ハムスターは保険制度も選択肢がほとんどありません。

寿命が短く、病気発症率の高いハムスターは保険商品として全く商売になりません。

ハムスターを飼っていない人からは
「そんなにお金かかるんなら新しい子買えばいいじゃない」と馬鹿にされます。

あなたのハムスターは消耗品ですか?
病気になったら「ぽい捨て」でいいんですか?
健康な子であり元気に育ってくれることが一番嬉しいですが
病気になったから愛情が薄れることなんて全然ありませんよ。
逆に手がかかればかかるほど愛しいとさえ思います。

たった2,3年しか生きることのできない命。
短い時間をともに充実して過ごしたいのならば、それに伴う費用が決して高いとは思いません。
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