Photographer Deannster臆病なキャンベルハムスター
さらに臆病なロボロフスキーハムスター
慣れるか慣れないかは飼い主の問題
ドワーフハムスターの中でもキャンベルやロボロフスキーは
一般的に人慣れしにくいハムスターとして知られています。
なぜそう言われることが多いのかというと
ほとんどの飼育本の記載が「人慣れしにくい」となっているからです。
臆病で警戒心が強いことが人慣れしにくい理由になるらしいのですが
実際本当にそうなのでしょうか？
臆病なキャンベルハムスター
キャンベルは珍しい毛色の種類が多く、比較的高値で販売されることが多いです。
しかし、「凶暴」「すぐに噛み付く」などのレッテルを貼られることの多いので
「●●●ジャンガリアン」とあたかもジャンガリアンハムスターのように仕向けて販売するお店も多く存在します。
その理由はジャンガリアンに比べキャンベルの認知度が低いのとともに
「キャンベルは扱いにくい＝売りにくい」という事情があるようです。
キャンベルは、ジャンガリアンに比べて確かに臆病で警戒心が強い傾向があります。
のんびり屋さんのゴールデンやマイペースなジャンガリアンと同じような感覚で接すれば、臆病なキャンベルは警戒することが多いでしょう。
ですので人間からのハムスターへの接し方によっては、ハムスターから手痛い応戦を受けることもあります。
キャンベルが慣れないのは生後まもなくの生育環境にもよりますが
（人を怖がらせないように育てた子は、成長しても人間を怖がらない）
飼い主、飼育環境が大きく影響します。
ペット店からのお迎えより里親募集でのお迎えしたハムスターの方が
人慣れして噛み癖のないハムスターが多いのは
生後まもない頃より人慣れするように大事に育てられるケースが多いからです。
慣れないキャンベルが人に慣れてくれるのかどうかは
慣れないジャンガリアンが慣れてくれるのかどうかと同じレベルと考えていいと思います。
ジャンガリアンに嫌われる・噛まれるお世話をする方は
キャンベルには必ず嫌われ、ハムスターは飼い主におびえて暮らすことでしょう。
個人的な主観ですが、節度ある接し方をすれば
キャンベルはジャンガリアンより人懐っこいハムスターになります。
しかも、ジャンガリアンよりキャンベルのほうが噛みません。
猫や犬と接するような落ち着いた触れ合いを、ジャンガリアンやゴールデンには求めることはできてもキャンベルにはちょっと無理です。
キャンベルは飼い主の周りを好き勝手にはしゃぎ回るリスのような感じになるでしょう。
さらに臆病なロボロフスキーハムスター
飼育経験がないので一般論（＋ちょっと主観）で紹介します。
ロボロフスキーは「観賞用ハムスター」とよく言われます。
（実はハムスター全般が観賞用だという方もいらっしゃいます）
警戒心が強すぎて臆病であり、ストレスに弱いため
飼い主からの過度なちょっかいは体調不良に直結します。
体が小さく動きが早いので病気判断も難しく、通院時の病気診療も
他のハムスターに比べかなり難しいものとなります。
・ハムスターを脅かさない
・ハムスターにむやみに触れようとしない
・ハムスターにストレスを与えない
・ハムスターの体調変化を見つけることができる
そんな飼育を心がけなければなりません。
触りたい、手に乗ってほしい願望が強すぎて飼育知識は二の次のような
ハムスターを飼育したことのない方、初心者の方にはかなり難しい飼い方です。
だから「ロボロフスキーは初心者向きではない＝人慣れしにくい」
そういった先入観があるのではないでしょうか？
ロボロフスキーといえども節度ある接し方、お世話の仕方をすれば
人を怖がらない手に乗ってくれる子に育つこともあります。
慣れるか慣れないかは飼い主の問題
人間を怖がっているのにむやみやたらと手を出したりしてちょっかいかければ
ハムスターは嫌がって色んなパターンで反応します。
怖がってフリーズしてしまうゴールデン
あまり気にせず度が過ぎると襲ってくるジャンガリアン
一目散に逃げるロボロフスキー
キャンベルは怖くて仕方なく応戦（跳び付いたり噛み付いたり）する傾向があります。
ハムスターが人慣れしないのは、ハムスターの生活ペースにそぐわないお世話の仕方、接し方をする飼い主の方に問題があるといえます。
ハムスターを脅かすことなく、おびえさすことなくお世話、接することをすれば
凶暴でもありませんし噛み付きもしません。
種類・生態により慣れやすい慣れにくいというのではなく
飼い主がハムスターを慣れさせやすい、慣れさせにくくするのではないでしょうか？
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