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ペットを撮影するためにないと困る機能
以下はハムスターの撮影に必要な機能です。

マクロ撮影モード
小動物なら近寄っての撮影が求められるので、マクロ機能は是非使いたいものです(ほとんどのデジカメに装備)
5〜10センチに寄れるものであれば十分です。
接近しての撮影時にフラッシュ焚くと写真が真っ白になりますので
フラッシュ使うなら「望遠+マクロ」でペットを狙います。


連写機能
コンパクトタイプなら1秒間に2〜3枚が標準。しかしコンデジによるフラッシュ無しの連写ではペットの動きを的確には捉えられないでしょう。
フラッシュを焚いたり、メモリーの少ないカメラでは、連写すると撮影間隔が長くなることがあります。

一眼レフタイプなら1秒間に5〜9枚が標準で、中には40〜60枚も撮ることができるカメラもあります

ペットに「はい、チーズ。」は通用しません。
撮りに撮りまくってから綺麗に撮れたものをチョイスするのがベターです。


高感度
感度(ISO値)が高いほど「被写体ぶれ」を抑えて撮影ができる。
室内は蛍光灯がついていても暗いので、動きの早いペットや子供をフラッシュ無しで撮影するなら、最低でもISO400以上で撮影したいです。手ぶれと被写体ぶれの違い


ペットを撮影するためにあったら便利な機能
以下はハムスターの撮影時にさほどこだわる必要のない機能です。

高画素
トリミング拡大加工やA4サイズ以上の印刷・プリントをしたいなら500万画素以上は欲しいですが、パソコンで写真を見る・プリントしてもL版サイズまでなら300万画素で十分です。

それ以上は大型TVで写真閲覧したり、大きなポスターとしてプリントする機会が無ければあっても意味無いと思われます。

高画素のまま撮影すれば、見た目変わらないのにメモリだけ圧迫する(撮影枚数が減る)ことになりかねません。


手ぶれ防止機能
「ペットや子供を撮影したけど背景はぶれて無いのに肝心なペットや子供がぶれている」ならそれは「手ぶれ」ではなく「被写体ぶれ」です。
手ぶれ防止機能があっても解決できません。
(被写体ぶれを軽減させたいないら高感度機能が必須です)
両手でしっかり持ったり三脚を使ったりカメラを床・壁に固定して撮影すれば、写真全体がぶれる(手ぶれ)確率がぐんと減ります。


シーンモード
「ペット&キッズ」や「スポーツ」、「ポートレート」「風景」「夜景」などシーン別に切り替えれば適した設定をしてくれる便利な機能です。
ペットモードをもってしてもハムスターの動きはブレてしまいます。


レリーズタイムラグ
レリーズタイムラグが短いと狙った瞬間が撮影できます。
連写機能を多用するペットやスポーツシーンでは極端に短くなくても大丈夫ですが、子供を撮影するなら短い方がいいかもしれません。
デジカメの泣き所、撮影時のタイムラグって?(デジタルARENA)


手ぶれと被写体ぶれの違い
「手ぶれ」
写真を撮る時にカメラがぶれたため、撮った写真全体がぶれる。
「被写体ぶれ」
撮った写真の狙ったもの(被写体)だけぶれてしまっている。
ペットや子供の撮影時によく見られるのは後者の被写体ぶれ。
一瞬の動きが早いので高感度や早いシャッタースピード、フラッシュ撮影しないと動きを捉えることができません。

「手ぶれ防止機能が付いているからハムスターの動きもバッチリ撮影できる」のはちょっと言い過ぎで、フラッシュ有りならピタリと時間を止めたような写真を撮れますが、フレッシュ無しでは手ぶれ防止機能はほとんど意味ありません。(フラッシュ撮影すれば手ぶれ防止機能なくてもちゃんと撮影できます)

ハムスターの飼育ケースの周りでカメラをじっと構えてシャッターチャンス狙うのならば、求められるのは「手ぶれ防止機能」ではなく「被写体ぶれ防止」機能です。

写真撮影のガイド/手ブレと被写体ブレ(Wikipedia)
ブレとボケの関係(ITmedia)
ブレとシャッタースピードとISO感度の関係(ITmedia)
素早い動きは高速シャッターでとらえる(デジタルARENA)


高感度の善と悪
動きの速いペットをきれいに撮るにはシャッタースピードを速くしなくてはなりません。(川の水が霧のように流れる写真はスピードを遅くして撮ります)
ペットの動きを止まったようにきれいに撮るには、最低でも1/100秒できれば1/200秒以上のシャッタースピードで撮影したいです。
シャッタースピード(Canon 撮影テクニック)

普及型デジカメのシャッタースピード最高値は1/2000秒ほど。一眼レフなら1/8000秒なんてものもあります。
じゃあカメラの設定を上げればいいだけ、と思ったら大間違い。

シャッタースピードを速くすると感光部に当たる光の量は少なくなります。 (通常は速いシャッタースピードでの撮影にはフラッシュ必須です)

昼間の日差しの強い屋外での撮影ならともかく、室内での蛍光灯の光の量だけでは不十分で、撮れた写真が暗くなります。
シャッタースピードによる明るさの違い
明るく撮るには被写体にわざわざ強い光(フラッシュ)をあてる必要がでてきます。
絞りとシャッタースピードが重要なのはどうして?(デジタルARENA)

どうしてもフラッシュ無しでペットや子供の動きをまともに撮影したい。
それなら少ない光の量で撮影できるように感度を上げて撮影する必要があります。ISOの値を400以上、できれば800ほどに上げる必要があるでしょう。
ISO設定(Canon 撮影テクニック)

シャッタースピードも速くしたし、感度も上げたから動く被写体もきれいに撮れるだろうと思ったら、これも大間違い。

ISOの値を上げて高感度撮影すれば、一般的に画像にはノイズが発生してザラザラした写真ができあがります。
ISO400で撮った写真のノイズ
ペットの毛なんか1本1本くっきりなんて満足に写りません。
特にコンパクトタイプのものではISO200以上でノイズが出始めて、肝心なISO400、800あたりではザラザラ写真になって見るに耐えません。HPに小さな画像で公開するのがやっとな画質になります。

ISO800でもノイズの少ないデジカメを探すなら、一眼レフタイプしかありません。
最近はコンパクトタイプでも高感度をうたうものが出始めてきましたが、まともに撮れるのはFinePixシリーズの高機能型くらいでしょう。他のは「高感度撮影が可能」というだけで、ノイズが少なく撮れるわけではありません。

ペットをぶれなくきれいに撮影するには
シャッタースピードを上げてフラッシュ撮影するしかありません。
自然な色合いで撮りたいのでフラッシュ使いたくないのであれば、高感度撮影に強いデジタル一眼レフカメラで撮影するしかありません。

デジタルカメラの基礎知識 ISOとはなにか?(All about)
機械式VS.高感度対応 手ぶれ対策の本命は?(All about)
薄暗い場所での撮影はISO感度を変更する(デジタルARENA)
ノイズの正体に迫る(デジタルARENA)


こんなデジカメを選びましょう
とにかく連写機能に優れているもの
一番重要
1秒間に撮影できるコマ数が多ければ多いほどいいです
フラッシュ撮影時の連写に連写記録枚数が少ないと致命的です

画素数が300万〜600万程度のもの
ブログ掲載やL版サイズのプリントが使用目的なら1000万画素も要りません

ISO値が800以上ある高感度のもの
できればISO1600〜3200が標準装備ならマシかも
最高がISO800〜1600ではノイズ出て無残な写真になります

マクロ機能は5センチ内
1000万画素超えるものなら10センチ程度でもいいです
ハム撮影には近ければ近いほどいいです

コンパクトデジカメなら動画撮影
コンデジはフラッシュ無しでのハムスター撮影が難しいので動画機能を重視します
動画撮影中にズームできるものが重宝します
フラッシュ無しでもハムスターがブレず比較的奇麗に撮影したいのであれば、コンパクトデジカメではなくデジタル一眼レフが必要になります。

ペットや育児、写真のHPやブログで「この写真きれいだな」と思われる写真はほとんどデジタル一眼レフで撮影されたものです。(同じレベルのものをコンパクトデジカメで望むのは無理)

今こんなコンパクトデジタルカメラが売れています
今こんなデジタル一眼レフカメラが売れています

デジタル一眼レフとコンパクトデジカメの関係
一眼レフの方が撮像素子が大きいので圧倒的に高画質・高感度

ペットを撮るだけのデジカメではありませんし、大きさやデザイン・記録メディアの好みもあります。
予算と機能と主な撮影シーンを考慮して、自分にあったものを選んでください。

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