パイナップル(パインアップル)
ハムスターに・・・与える時は注意が必要な食べ物です
乾燥フルーツとしてハムスター用のおやつが多く市販されています。
これらは糖分がとても高いので、継続的もしくは一度に大量に与えることは避けましょう。
また生のパイナップルを与える時も注意が必要です。
生のパイナップルにはたんぱく質を分解するブロメラインと呼ばれる酵素が含まれています。
肉の上にパイナップルを乗せる料理があるのは、お肉(たんぱく質)を溶かすことで
胃腸の消化吸収を助ける役割を狙ったものです。
酵素の力はかなり強いので、口の中を荒らして出血する恐れがあるので多食は厳禁です。
未成熟の果実にはさらに多くのブロメラインを含みますが
ブロメラインは熱に弱いため、加熱加工されたパイナップルには含まれません。
缶詰のパイナップルにはブロメラインは含まれませんが
著しく糖分が高いので与えることはできません。
毛玉予防に乾燥パイナップルを与えるのは長毛のゴールデンハムスターのみです。
それ以外の短い毛のハムスターへ日常的に与えても意味がありません。
乾燥パイナップル(その他パパイアなど)は体内に溜まった毛を完全に溶かすのではなく
毛玉状に絡まった毛をほぐして体外に排出しやすくさせる効果を期待するものです。
それならば、生野菜などからしっかり繊維質を摂取していれば
わざわざそんなおやつを与える必要もないわけです。
毛が原因でつながったうんちが頻繁に出てくるならば、毛を大量に飲み込んだのではなく
それほど胃腸が弱っていると判断し、通院もしくは食生活の改善を図るべきです。
参考リンク |
タンパク質分解酵素たっぷり 酢豚のパイナップル(カラダカラ)
パイナップル(JICA-MONO変身図鑑)
■パイナップルの栄養成分(可食部100gあたり)
状態 | カロリー | 蛋白質 | 脂質 | 炭水化物 | カルシ ウム | ビタミン | 鉄 | 水分 | |||
食物繊維 | 糖質 | B2 | C | E | |||||||
生 | 51 | 0.6 | 0.1 | 1.5 | 11.9 | 10 | 0.02 | 27 | 0.0 | 0.2 | 85.5 |
その他の果物の栄養成分一覧表
栄養成分の働きと注意
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