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  • 頬袋脱(ほおぶくろだつ)

■ 症状

頬袋(薄赤いピンク色のもの)が口からだらりと飛び出ます(頬袋の反転)。

瞬時に自分で元に戻す(口の中に入れる)こともありますが、飛び出たままだと自分で噛んでしまいます。

ジャンガリアン・キャンベルハムスターに多いと言われています。

かたいしこり状のものが口から飛び出た場合は頬袋内の腫瘍を疑います。

★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります

■ 原因

* 炎症・腫瘍
* 頬袋に詰めたものが頬袋内にくっつく
* ものを頻繁に頬袋から出し入れする


巣材のティッシュを頬袋に入れて出す際に、ティッシュにくっついて頬袋が飛び出ることもある。

とがったものを頬袋に詰め込んだケースや、頬袋内を傷つけて炎症・化膿を起こして腫瘍化したケース、腐ったものを詰め込んだり、詰め込んだものが頬袋内で腐って感染が発症するケースもあります。


■ 自宅での応急処置

応急処置 ハムスターの出血(口・鼻から)



■ 治療

飛び出た頬袋を消毒して口の中に戻します。

但し一度頬袋脱を起こしてしまうと癖になり後日再び再発する確率が高いので、手術で切除する場合が多いです。

損傷・壊死・腫瘍が見られた場合はすぐに切除します。

【詳細】歯科・口腔内疾患(ハムスタ−クラブの診療室)


■ 予防

* 頬袋にくっつきやすいものを多く食べさせない
ごはん粒・うどん・スパゲティ・パスタ・パンなど

* 頬袋内を傷つけるような恐れのあるものを与えない
とがったタネ類・割った乾燥バナナなど

* 頬袋内に詰め込んだものが長期間詰まったままでないか確認する
3日以上同じものを入れっぱなしの場合は強制的に取り出す必要があります


■ 闘病

なし


■ 症例

※辛い内容になることを予めご了承下さい
エキゾチックペットクリニック(動物情報→哺乳類→げっ歯目→ハムスター→病気)
頬袋脱
K's Pet Clinic(→病気と治療)
頬袋の反転
城戸ペット病院(→症例報告)
頬袋の脱出
さとう動物病院
頬袋脱
オークどうぶつ病院(→目で見る病気)
頬袋の脱出
どうぶつ病院診療日記
ハムスターの頬脱

■ 関連する病気

口の中・口の周りにできる
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
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