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  • 眼球突出(がんきゅうとっしゅつ)

■ 症状

常時黒目の下の青い部分が見えるほど目が飛び出でます。
(まぶたが腫れるように飛び出る場合もある)

目が乾いてしまわないうちに通院する必要がある。

★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります

■ 原因

* 細菌感染
* 腫瘍(目の裏・口の中・鼻)
* 緑内障
* 目の打撲(落下事故・ケンカ)


細菌感染により結膜に膿がたまったり、目の裏(眼窩)に脂肪がたまって眼球が押し出されたりします。
肥満のハムスターは要注意です。

また目の裏に悪性腫瘍ができると急激に目が押し出されてきます。

眼球が飛び出た状態が続くと目が乾き失明、感染から壊死を起こし目がとれてしまったり、爪で引っかいて自分で目をとってしまうことがあります。

保定する際頬の皮を引っ張りすぎると目が飛び出ることがありますが、この場合はすぐ元に戻る場合が多い。


■ 自宅での応急処置

応急処置 ハムスターの目の症状


■ 治療

症状が軽い場合はすぐに元に戻ったりしますが、まぶたを切って強制的に元に戻す場合もあります。(突出後時間経過していると完全に戻りにくくなる)

まぶたを閉じれない場合は目が乾かないようにこまめに点眼を行います。
緑内障やまぶたの炎症程度ならば点眼で完治することがあります。

結膜にたまった膿ならば切開して膿を排出できるのですが、目の裏に溜ったり腫瘍が原因で押し出されてしまっている場合は手術できない場合が多いです。

目が取れてしまうリスク負って点眼で様子を見続けるか、眼球摘出の手術を行います。

治療中はトイレ砂・細かいほこりの出る床材は撤去します。

【詳細】眼科疾患(ハムスタ−クラブの診療室)


■ 予防

* 定期的に掃除をして住居内を清潔にする
細菌感染を予防する。

* ケガをさせない環境で飼育する
* 複数のハムスターを一緒の住居で飼育しない
* 階段・ロフト・2階のある住居で飼育しない
* 危険なものを住居に置かない
* うんていさせない
* 散歩中の事故を避ける
* 伸びた爪は切る


■ 闘病

なし


■ 症例

なし


■ 関連する病気

目の中・目の周りにできる
金網ケージ飼育に多い 複数同居飼育に多い 不衛生な環境に多い
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
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