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  • 骨折・捻挫(こっせつ・ねんざ)

■ 症状

歩き方がおかしくなる。

後ろ足の発症例がずば抜けて多く、完全に折れている場合は折れた先がブラブラしている。

骨折・捻挫した部分が腫れたり、折れた骨が皮膚から飛び出ることもある。

★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります

■ 原因

* 住環境
金網ケージの網に引っかかる、ぶら下がる・天井からの落下・ロフトからの落下
回し車の隙間に足を挟む・小屋、トイレと住居壁との間に挟まる・複数同居のケンカ

* 散歩中
落下・踏み付け・蹴っ飛ばし・ドアで挟む・カーペット、タオルに爪がひっかかる

*食事
タネ類を主食とした低カルシウム食中心の食生活


ハムスターが骨折・捻挫する場合は飼い主の飼い方に問題がある場合がほとんどです。
上記の飼育環境で飼育している場合は、いつ事故が起こってもおかしくないことを覚悟しておくべきです。

脊髄を傷めてしまった場合は下半身不随となり、排尿もうまくできなくなります。


■ 自宅での応急処置

応急処置 ハムスターの骨折・捻挫


■ 治療

運動制限(回し車・段差物の撤去)する。

捻挫・脱臼なら消炎剤を投与する。

太い骨を骨折した場合は麻酔して骨をつなぐ手術を行いますが、高齢や弱っている場合、手足の先が折れた場合は骨が曲がってしまうこと覚悟してギプスで自然治癒を待ちます。(1〜3週間)

骨折箇所が炎症から壊死を起こした場合は切除手術を行う。
(手足がなくても慣れればちゃんと生活できます)


【詳細】外科(ハムスタ−クラブの診療室)


■ 予防

上記の原因となる環境で飼育しないこと。

散歩させる時は「事故は必ずおきるものだ」と覚悟した上で行うこと。
「運が悪い」のではなく、飼い主の注意不足・油断でハムスターを苦しめることになります。


■ 闘病

なし


■ 症例

※辛い内容になることを予めご了承下さい
エキゾチックペットクリニック(動物情報→哺乳類→げっ歯目→ハムスター→病気)
骨折


■ 関連する病気

外傷
金網ケージ飼育に多い
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
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