蚊取り線香やノーマットなどの蚊除け製品の成分は
ハムスターに無害なものではありません。(人間に対しても同じです)
使い方を誤ると体調を崩したりストレスになりかねません。
どう使用したら安心で、どう使用したら危険なのか知っておく必要があります。
■ピレスロイド
昔の蚊取り線香は天然の除虫菊(紀陽除虫菊[株])を使っていましたが
現在はほとんど化学合成したピレスロイド(Wikipedia)類が主成分です。
マットタイプやノーマットタイプの蚊除け製品も成分はほぼ同じです。
ピレスロイド系の殺虫剤は昆虫に対して神経毒として作用します。
昆虫だけでなく両生類、爬虫類にも影響があるので、それらを飼育している部屋では使用厳禁です。
蚊取り線香によっては魚類にも強い作用を及ぼすものもあります。
ピレスロイドは哺乳類・鳥類に対する毒性は比較的低いとされていますが
締め切った空間で大量に摂取すれば体に害を与えます。
犬猫の中毒事例もありますから、体の小さなハムスターには注意が必要です。
エデン動物病院:犬猫の病気診断→中毒
にほんまつ動物病院:まめ知識→犬のコーナー→中毒→中毒物質一覧
たとえ人間に安全な濃度でも、長期にわたって継続的に吸い続けると
体の小さいハムスターに何かしら影響があっても不思議ではありません。
メーカーの見解:
■ペット用と人間用の違い
ノーマットでは香りに違いがあるようですが、成分に大きな違いはありません。
ペット用蚊取り線香は主に屋外での使用を前提に作られているので
持続時間の長いものが多く、煙も若干多く出ます。
ペット用の蚊取り線香は農水省所管の「動物用医薬部外品」扱いとなり
人間用の蚊取り線香は厚生省所管の「医薬部外品」扱いとなります。
メーカーによれば、「人間用をペットに使用することは問題がないようですが
ペット用を人間に使うのは医薬部外品の登録範囲外になり、厳密に言えば好ましくありません」との見解です。
ペット用は煙が多く出る分カーテンや壁、家具などへ匂いも付着しやすくなるので
屋内で使用するのであれば人間用の蚊取り線香で十分です。
就寝時、締め切った部屋で蚊取り線香やノーマットを朝まで使用し続けることは論外です。
クーラーを使用するため部屋を閉め切らないといけないのであれば
1〜2時間だけノーマット系の蚊除けを使用し、切るようにする。
蚊取り線香は換気できない、風通しの悪い部屋では使わない。
ハムスターがいる部屋で焚くのではなく、隣接する部屋や廊下、ベランダで焚いて
予防的に使用するのが好ましい。
蚊取り線香やノーマットを使用したからといって、必ずハムスターに害を及ぼすものではありません。
濃度の高い状態で長期間飼育し続ければ何かしら影響は出そうですが
そもそもそんな危険なものは使いたくないのであれば使わないのが無難です。
(管理人は毎年使用していますが)
使わないのであれば、別の方法で蚊対策をすることになります。
■蚊帳
ホームセンターや100円均一のお店で蚊帳ネットを購入し、衣装ケースや水槽のフタに工夫すると蚊の進入を防げます。
ハムスターが天井に届く飼育環境のフタにしたり、金網ケージの周囲に巻きつけるのは
ハムスターの手足が絡んで骨折・捻挫する恐れがあるので止めてください。
■超音波型
効果ないだけでなくハムスターにストレス極まりないので使用は絶対不可。
■天然除虫菊
大手メーカー市販蚊取り線香のほとんどは、天然除虫菊の成分であるピレトリンの毒性を高めた合成ピレスロイドを主成分としています。
合成ピレスロイドのものは「熱に強く拡散しやすいため効果的である」とされ
除虫菊から採取されるピレトリンは「即効性があり残留効果が低い」とされています。
密閉空間での長時間使用の危険性は合成・天然とも避けられませんが
少しでも毒性の低いものをと望むのであれば、天然除虫菊製の蚊取り線香を選択する手段もあります。
■ハーブ・アロマ
蚊を寄せ付けにくくするハーブやアロマを利用する方法もあります。
殺虫効果はありませんので効果はかなりバラつきがありそうです。
蚊除けのハーブとしてはハーブゼラニューム(蚊連草)が有名ですが
ペパーミントやレモングラス、バジルも蚊除け対策にもなります。
(防虫効果のあるハーブ:ハーブ 健康情報)
自分で作ったアロマオイルや市販品アロマオイルをカーテンや網戸に吹き付けても効果ありそうです。
蚊を寄せ付けない 蚊除けスプレーの作り方
アロマの虫よけ
部屋にあれこれ置いて香りが強くなると、ハムスターにストレスかかるかもしれません。
■人間を餌食に
部屋にハムスターと人間がいたら、蚊は必ず人間を狙います。
ハムスターを飼育している部屋に飼い主が居続けることで
ハムスターを蚊から守ることになっているかもしれません。
ハムスターの飼育環境付近に蚊を見つけたら
潔く近づいてあなたの腕を差し出しましょう。
血を吸いに来たところでパチンと退治しちゃって下さい。
参考リンク
ハムスターは蚊に刺されますか?
蚊対策
■ハムスターの情報を探す
Hamoo!JAPAN ハムスター[人気ブログランキング] ハムスターブログ
ハムスターに無害なものではありません。(人間に対しても同じです)
使い方を誤ると体調を崩したりストレスになりかねません。
どう使用したら安心で、どう使用したら危険なのか知っておく必要があります。
蚊取り線香・ノーマットの危険な成分
■ピレスロイド
昔の蚊取り線香は天然の除虫菊(紀陽除虫菊[株])を使っていましたが
現在はほとんど化学合成したピレスロイド(Wikipedia)類が主成分です。
マットタイプやノーマットタイプの蚊除け製品も成分はほぼ同じです。
ピレスロイド系の殺虫剤は昆虫に対して神経毒として作用します。
昆虫だけでなく両生類、爬虫類にも影響があるので、それらを飼育している部屋では使用厳禁です。
蚊取り線香によっては魚類にも強い作用を及ぼすものもあります。
ピレスロイドは哺乳類・鳥類に対する毒性は比較的低いとされていますが
締め切った空間で大量に摂取すれば体に害を与えます。
犬猫の中毒事例もありますから、体の小さなハムスターには注意が必要です。
エデン動物病院:犬猫の病気診断→中毒
にほんまつ動物病院:まめ知識→犬のコーナー→中毒→中毒物質一覧
たとえ人間に安全な濃度でも、長期にわたって継続的に吸い続けると
体の小さいハムスターに何かしら影響があっても不思議ではありません。
メーカーの見解:
ピレスロイドは昆虫には優れた殺虫効力を示しますが、人間をはじめとする温血動物の体内では酵素により代謝分解され体外に排泄されます。ピレスロイドの特長は?(KINCHO)
■ペット用と人間用の違い
ノーマットでは香りに違いがあるようですが、成分に大きな違いはありません。
ペット用蚊取り線香は主に屋外での使用を前提に作られているので
持続時間の長いものが多く、煙も若干多く出ます。
ペット用の蚊取り線香は農水省所管の「動物用医薬部外品」扱いとなり
人間用の蚊取り線香は厚生省所管の「医薬部外品」扱いとなります。
メーカーによれば、「人間用をペットに使用することは問題がないようですが
ペット用を人間に使うのは医薬部外品の登録範囲外になり、厳密に言えば好ましくありません」との見解です。
ペット用は煙が多く出る分カーテンや壁、家具などへ匂いも付着しやすくなるので
屋内で使用するのであれば人間用の蚊取り線香で十分です。
正しい使い方を心がける
■こんな使い方は危険
- 窓、ドアを締め切った部屋での長時間に渡る使用
- 飼育ケースの間近での使用
就寝時、締め切った部屋で蚊取り線香やノーマットを朝まで使用し続けることは論外です。
■こんな使い方なら安心
- 窓(網戸は閉じて)やドアを開けた状態で使用する
- 1〜2時間おきに部屋の換気を行う
クーラーを使用するため部屋を閉め切らないといけないのであれば
1〜2時間だけノーマット系の蚊除けを使用し、切るようにする。
蚊取り線香は換気できない、風通しの悪い部屋では使わない。
ハムスターがいる部屋で焚くのではなく、隣接する部屋や廊下、ベランダで焚いて
予防的に使用するのが好ましい。
蚊取り線香・ノーマット以外の蚊対策
蚊取り線香やノーマットを使用したからといって、必ずハムスターに害を及ぼすものではありません。
濃度の高い状態で長期間飼育し続ければ何かしら影響は出そうですが
そもそもそんな危険なものは使いたくないのであれば使わないのが無難です。
(管理人は毎年使用していますが)
使わないのであれば、別の方法で蚊対策をすることになります。
■蚊帳
ホームセンターや100円均一のお店で蚊帳ネットを購入し、衣装ケースや水槽のフタに工夫すると蚊の進入を防げます。
ハムスターが天井に届く飼育環境のフタにしたり、金網ケージの周囲に巻きつけるのは
ハムスターの手足が絡んで骨折・捻挫する恐れがあるので止めてください。
■超音波型
効果ないだけでなくハムスターにストレス極まりないので使用は絶対不可。
■天然除虫菊
大手メーカー市販蚊取り線香のほとんどは、天然除虫菊の成分であるピレトリンの毒性を高めた合成ピレスロイドを主成分としています。
合成ピレスロイドのものは「熱に強く拡散しやすいため効果的である」とされ
除虫菊から採取されるピレトリンは「即効性があり残留効果が低い」とされています。
密閉空間での長時間使用の危険性は合成・天然とも避けられませんが
少しでも毒性の低いものをと望むのであれば、天然除虫菊製の蚊取り線香を選択する手段もあります。
■ハーブ・アロマ
蚊を寄せ付けにくくするハーブやアロマを利用する方法もあります。
殺虫効果はありませんので効果はかなりバラつきがありそうです。
蚊除けのハーブとしてはハーブゼラニューム(蚊連草)が有名ですが
ペパーミントやレモングラス、バジルも蚊除け対策にもなります。
(防虫効果のあるハーブ:ハーブ 健康情報)
自分で作ったアロマオイルや市販品アロマオイルをカーテンや網戸に吹き付けても効果ありそうです。
蚊を寄せ付けない 蚊除けスプレーの作り方
アロマの虫よけ
部屋にあれこれ置いて香りが強くなると、ハムスターにストレスかかるかもしれません。
■人間を餌食に
部屋にハムスターと人間がいたら、蚊は必ず人間を狙います。
ハムスターを飼育している部屋に飼い主が居続けることで
ハムスターを蚊から守ることになっているかもしれません。
ハムスターの飼育環境付近に蚊を見つけたら
潔く近づいてあなたの腕を差し出しましょう。
血を吸いに来たところでパチンと退治しちゃって下さい。
参考リンク
ハムスターは蚊に刺されますか?
蚊対策
Hamoo!JAPAN ハムスター[人気ブログランキング] ハムスターブログ