頻繁に見かけるのなら要注意
床材や巣材に使用している紙や綿の繊維が消化しきれず、うんちに混ざって出てくると
2〜5個の糸でつながったようなうんちを出すことがあります。
毛づくろいの際に飲み込んだ自分の毛が原因で
つながったうんちを出すこともあります。
飲み込む毛の量が少量で、胃や腸が健康な状態であれば
毛が消化されずに便に混ざることはあまりありません。
自分の毛にしろ紙や綿の繊維にしろ、頻繁につながったうんちが出てくるということは
そういったものを頻繁に体内に取り入れていることになります。
胃や腸に溜まってしまうと鼓腸症や腸閉塞、下痢につながる恐れもあるので
手遅れになる前に通院検査や飼育環境を見直す必要があります。
間違った毛玉予防
ゴールデンハムスターの長毛種以外の種類であれば
毛玉予防は普段から気にする必要はありません。
長毛種でもないのに「毛をたくさん飲み込んでいるから」といって
パインやパパイヤの乾燥フルーツを与えても予防効果は疑問です。
パインやパパイヤを摂取したからといって、体内に溜まった毛を完全に溶かすのではなく
毛玉状に絡まった毛をほぐして体外に排出しやすくさせる効果を期待するものです。
それならば、生野菜などからしっかり繊維質を摂取していれば
わざわざそんなおやつを与える必要もないわけです。
さらに、乾燥フルーツは糖分が著しく高い食べ物なので
毎日もしくは頻繁に与えるべき食べ物ではありません。
毛玉予防のつもりが肥満を招いて別疾患の発症を促しては本末転倒です。
毛が原因でつながったうんちが頻繁に出てくるならば、毛を大量に飲み込んだのではなく
それほど胃腸が弱っていると判断し、通院もしくは食生活の改善を図るべきです。
●主なタンパク質分解酵素
パイン(ブロメライン)
パパイア(パパイン)
キウイ(アクチニジン)
参考リンク |
エキゾチックペットクリニック(動物情報→哺乳類→げっ歯目→ハムスター→病気→下痢 )
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