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消化管内寄生虫(しょうかきかんないきせいちゅう)

■ 症状

元気がない・軟便・下痢・体重の減少。

ペット店・ホームセンターからお迎えしたばかりの若いハムスターが、お迎え後軟便が続いたり下痢をした場合は、かなりの確率で寄生虫の感染が疑われます。

住居内のうんちの中に寄生虫が目で確認できることもあります。

★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります



■ 原因

• 小型条虫
• 縮小条虫症
• 蟯虫(ギョウチュウ)
トリコモナス
ジアルジア
• クリプトスポリジウム

糞便検査(検便)を行って寄生虫・卵を確認します。

ペット店では元気に見えても環境変化などのストレス・免疫力低下から短期間で寄生虫の数が増えてしまい、自宅に帰ってから発症してしまう例が多いです。


■ 自宅での応急処置

応急処置 ハムスターの軟便・血便
応急処置 ハムスターの下痢


■ 治療

それぞれの消化管内寄生虫に効果のある駆除薬を投与する。
場合によっては消化管の細菌を一時的におさえるために抗生剤も投与する。
(寄生虫の下痢は抗生剤だけでは完治しないです)

脱水症状がひどい場合は皮下点滴、食事が摂れていないほど弱っている場合は強制給餌も必要になります。

【詳細】消化器系疾患(ハムスタ−クラブの診療室)


■ 予防

* ペット店・ホームセンターでの飼育環境をしっかり確認する
不衛生・食餌管理できていないお店からは購入しない。

* 新しくお迎えした時は下痢を覚悟・予想する
環境変化のストレスはとても大きいので、フンの状態を毎日確認して下さい。
軟便が続く、下痢を発症したらすぐに通院しないと手遅れになります。

* ストレスをかけない
余計なストレスをかけないためにもお迎え後は触れない・ちょっかいかけない。

一度寄生虫・細菌に感染した場合、駆除しても手・住居・飼育用品から再感染する恐れがあります。
下痢を発症したハムスターの飼育用具は、十分消毒を行ってから再使用して下さい。

同じ部屋の中で別の住居でハムスターを飼育している場合、感染を防ぐために下痢を起こしたハムスターは温度管理に気をつけて隔離して下さい。
万が一複数同居飼育している場合は、片方発症した際すでに感染している可能性が高いです。


■ 闘病

闘病:消化器(ハムスタートラックバック)
ジアルジア・トリコモナス
└生後5ヶ月目に発症。原因はお迎えしたペット店からの感染。
 飼育環境を変えたストレスから下痢を起こす。
 ジアルジア発覚し投薬続けるもトリコモナスまで発症する。
下痢
└お迎え当日から3日続けて軟便がでる。
 検便でギョウチュウの卵が見つかり、駆除薬投与にて10日で完治。
 晩年、たった半日の間に急性の下痢を発症し、そのまま回復できず亡くなる。


■ 症例

※辛い内容になることを予めご了承下さい
エキゾチックペットクリニック(動物情報→哺乳類→げっ歯目→ハムスター→病気)
下痢


■ 糞便検査(検便)

できるだけ新しい(出したばっかりの)うんちで検査を行うのが望ましいですので、数時間経過して乾いてしまったうんちではなく、通院中に出したものがベストです。
時間がずいぶん経ってカチカチに固まって乾燥したうんちは糞便検査にむきません。

住居内のものなら通院1,2時間前にでたうんちをラップで包み持参します。
新しければ新しいほどしっかしした検査結果が望めます。
出かけるまで時間がかかるようならば冷蔵庫保管しておきましょう。
冷蔵保管すると原虫が動きを止めてしまい、検査できなくなってしまいます

初めて通院するなら住居ごとそのまま通院することをおすすめします。



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