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  • 肺水腫(はいすいしゅ)

■ 症状

食欲不振から元気がなくなる。

起きているときなど頻繁に「プシュプシュ」「ぴゅうぴゅう」など鼻から音を出す。

体全体でゆっくり大きく呼吸をするようになる。

★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります

■ 原因

* 心臓疾患

肺の中に水が溜ってむくんでしまうと、酸素と二酸化炭素の交換が出来なくなってしまい、呼吸困難(歯茎が白っぽくなる)に陥ります。

血管の壁から体液が組織内に漏れやすくなっているので腹水も併発することがあり、お腹全体がぷよぷよした状態で膨らんできます。
そのため肺が圧迫されてしまい、呼吸困難に陥ります。
(早ければ数時間で一気に膨らみます)


■ 自宅での応急処置

応急処置 ハムスターの呼吸困難


■ 治療

抗生剤や利尿剤を投与します。

心臓肥大が見られれば強心剤を投与する場合もあります。

手遅れになって(音がするようになって)から飼い主が症状に気づくことが多いため
完治することは難しい。

呼吸困難に陥っている時は、ただちに酸素室での酸素吸入処置が必要です。


【詳細】循環・呼吸器系(ハムスタ−クラブの診療室)


■ 予防

* 免疫力が下がらないように注意する
余計なストレスかけない。健康的な食生活をおくる。しっかり温度管理する。


■ 闘病

肺炎
└食欲が落ち、常に鼻から「ぴゅ〜ぴゅ〜」と甲高い音を出すようになる。
 呼吸する度に、横隔膜がものすごく上下する(1〜2センチほど)症状も出る。
 毎週の通院、毎日3〜5回の強制給餌・投薬を続ける。
 体力低下を抑える為部屋は24時間エアコン暖房をつけ続けた。
 呼吸が苦しくなる度に簡易酸素室・携帯酸素での回復を試みる。
 呼吸困難時は首を伸ばしたりゆっくりしたワニのような歩き方を見せた。
 2〜3月の1ヶ月間の闘病で体重が40gから25gに落ち、力尽きる。
 自宅で行っていた歯切り直後に発症したので、そのストレスが原因だと思われる。
肺水腫
└膀胱炎からの感染症で腹水とともに併発し、呼吸困難に陥る。
 1日何度もの利尿剤投与で症状改善するも、数日後
 たった2時間で腹水がたまり呼吸困難から息を引き取る。


■ 症例

なし


■ 関連する病気

内臓(五臓六腑)にできる 呼吸器にできる
高齢になると発症しやすい
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
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