腹水(ふくすい)
■ 症状
食欲不振から元気がなくなる。
お腹が徐々に膨れてくる。
食事量の割りに体重が一気に増えてくる。
(ひどい場合は体重が1.5倍になるほど急激に膨らんでくる)
★★★症状確認できたら緊急に通院する必要があります
■ 原因
* 心臓疾患
* 肝臓疾患
* 卵巣子宮疾患
* 腫瘍
腹水は体液だけで膨らむのでなく、膿や血が混ざることもあります。
膨らめば膨らむだけ肺や腸を圧迫することになるので、呼吸困難や便秘になります。
(ぶよぶよした感じでお腹がぷっくり膨らんできます)
徐々にお腹が膨れる(水が溜る)もありますが、半日程度で一気に膨らむこともあります。
(ゴールデンで60ccも溜った例があるそうです)
■ 自宅での応急処置
応急処置 ハムスターがぐったりした症状
■ 治療
利尿剤を投与する。
症状が改善されない、重症の場合は注射で直接腹水を吸い出して除去する。
(無麻酔・麻酔どちらの処置でもショック死のリスクがあるが呼吸困難は放置できない)
運動制限(回し車・段差物の撤去)して高繊維質・低脂肪の食生活に切り替える。
高ストレスによる心臓への負担を注意する。
【詳細】腹腔外科(ハムスタ−クラブの診療室)
■ 予防
発症原因になる病気を予防すること。
■ 闘病
腹水
└膀胱炎からの感染症で肺水腫とともに併発し、呼吸困難に陥る。
1日何度もの利尿剤投与で症状改善するも、数日後
たった2時間で腹水がたまり呼吸困難から息を引き取る。
命落とした子全てなくなった時はお腹膨らんでいたので
心臓疾患→腹水による呼吸困難が致命傷になったと思われる。
■ 症例
※辛い内容になることを予めご了承下さい
群馬小動物臨床研究会(症例画像→平成11年度症例画像 )
腹水症
■ 関連する病気
内臓(五臓六腑)にできる
高齢になると発症しやすい
■病気症状について■
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。
動物病院で診察を受けた上でのセカンドオピニオンとしてご利用下さい。
見た・読んだ・知ったからといって病状が改善・治るものではありません。
動物病院へ行って治療しなくては病気は治りません。
「病院へ行くべきか?」と思った時は「行かなくてはならない時」であり
手遅れになると病院でも満足に対処できなくなってしまいます。