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  • 応急処置 ハムスターがぐったりした症状


ぐったりして弱っている全身症状が見られれば、数時間を争う緊急事態です。

ちゃんとした対応・治療が遅れれば命失う危険性が高いので
体を温めつつ保温した状態で大至急通院してください。


寒い日にぐったりしている


低体温症(いわゆる冬眠)を疑います。

普段37℃ほどある体温が10℃近くまで下がっていることもあるので
硬直(手足がかたまっている)していたり、触ると体がひんやりします。
見た目死んでいるようにしか見えませんが、ゆっくり小さく息をしているのは確認できます。

体をゆっくりと温めてあげてください。
ドライヤーにあてたり、ストーブの前で急激に温めると、心臓に負担がかかりそのまま命を落とすこともあります。

著しく体力を消耗しているので皮下点滴等での栄養補給も必要になります。
体力が回復してきたらしっかり保温して通院してください。
体を温めてあげれば数時間で動き始めます。

冬の間何度も低体温症になればそれだけ寿命を縮めていますし、そのような環境で飼育している飼い主の人災によりハムスターを苦しめていることになります。

自分の飼育方法・環境を根本的に見直す必要があります。


暑い日にぐったりしている


熱中症を疑います。

明らかに日射病や熱射病が判断できるならば、住居・体を冷やすことで状態を改善させることができます。

素人判断でハムスターの体を冷やすことはとても危険です。
他の疾患が原因でぐったりしていたのであれば、全く逆効果のことをすることになり、ますます状態を悪化させます。
体を冷やすことは体力を奪い、命落とす危険性も高いのです。

体を冷やすうんぬんより通院を優先させてください。


ゆっくり呼吸してぐったりしている


呼吸困難を参照してください。


おなかが膨らんでぐったりしている


心臓疾患からお腹や肺に水がたまっていることが疑われます。
数時間後に命失う危険性が高いので、大至急通院する必要があります。

便が全く出ていないのであれば腸閉塞や鼓腸症(お腹にガスがたまる)、尿が出ていない・血尿伴えば尿路結石、メスで下腹部が膨れているなら子宮蓄膿症が疑われます。
自宅での応急処置はできません、すぐに通院・治療が必要です。

悪性腫瘍が体内にできた場合も、2,3日でみるみる大きくなることがあります。
通院遅れれば死に至ります。


参考リンク
病気になったら
応急処置について(Cherry Field Works)
全国の夜間救急動物診療所
■応急処置の注意■
何よりもまず動物病院で診察を受けてください。
素人判断の応急処置では逆に症状を悪化させる場合もあります

通院せずに応急処置だけ行っても病気は絶対に治りません。
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