
簡単に飼えると思わないで
ペットの中で特に飼育しやすい動物として、ハムスターを紹介されることがよくあります。
ストレスに弱く、病気をよく発症し、寿命の短いハムスターが
なぜ飼育しやすいのか理解に苦しみます。
- 飼育スペースが狭くてすむ
- 飼育費用があまりかからない
- 繁殖力がある(交尾させると子供がどんどん増える)
そんな理由から「簡単に飼える」と思われたらその通りなのですが
(通院すれば数千円〜数万円の治療費はかかります)
「手間がかからないから飼いやすい」というのは全くのウソになります。
- 毎日飼育に割ける時間を持つ自信がない
- 病気になった時に病院へ連れて行く時間、お金の余裕がない
- 旅行、出張、帰省などで数日間家を空ける機会が多い
そんな方はハムスターの飼育はあきらめて下さい。
- 情操教育のために子供だけに飼育させたい
- 私はあまり関わりたくない、飼育の知識を知る必要はない
- お金をあまりかけたくない
そんな親御さんはハムスターの飼育は止めて下さい。
あなたのお子様が、ハムスターがかわいそうです。
上記いずれも当てはまる方は
ハムスターに限らずペットを飼育する家庭環境にないと言わざるえません。
おすすめの間違い
キャンベルは凶暴?
ロボロフスキーは観賞用?
ジャンガリアン、ゴールデンだって凶暴な子はいますし、そもそもハムスターは観賞するペットです。
触れ合いを強要すべきペットではありません。
- 飼育例が多い
- 飼育情報も入手しやすい
- 手に入りやすい
から、ゴールデン・ジャンガリアンが初心者にオススメなのです。
- 噛まない
- 慣れやすい
- 手に乗ってくれる
から初心者にオススメなのだ、と思ったら大間違いです。
ジャンガリアンやゴールデンだって噛むハムは噛みまくります。
噛んだから異常、慣れないからおかしい、手に乗らないのは何故?
それら全部「普通の当たり前」のことですよ。
人間の個性って皆全く同じでしょうか?
色んな性格の方いらっしゃいますよね、ハムスターだっておんなじです。
ハムスター嫌いの人間がいるのと同じように、人間嫌いのハムスターだっているはずです。
ハムスター種類別のお迎え時注意
- ゴールデン・・・人間をおびえることが多く、ウェットテイルに注意
- ジャンガリアン・・・噛む子、噛まない子の違いはお迎え直後の飼い主の行動次第
- キャンベル・・・警戒心強い子は応戦してきます
- ロボロフスキー・・・警戒心強いので逃げ回ります
飼育の向上心あればどんな種類だってオススメ
統計学を否定するつもりはありませんが
メスだからおとなしい、オスだと長寿なんて情報は主観的な場合が多いです。
そんな情報を鵜呑みにしてハムスターをお迎えする基準にするのは止めて下さい。
違っていてもお迎えしたハムスターには罪のない、関係のないことです。
私の主観で述べると、「ジャンガリアンはやんちゃでゴールデンは小心者」になりますが
おとなしいジャンガリアンも多いですし、怖いもの知らずのゴールデンだっています。
性格、個性についての情報にはあまり惑わされないことが大切です。
お迎えした子をどうやって成長させたいか
そのためには飼い主として何ができるだろうか?
飼育の難しさは種類、性別によって優劣はありません。
初心者だから知らなくていい、やらなくていいことなんてありません。
お迎えしたその日からベテランさんと同じことをしなくてはならないのです。
初心者だろうがベテランさんだろうが
自分がお迎えしたい種類、性別の子を飼うのが一番のオススメ、になります。
![]() | 参考リンク |
ジャンガリアンハムスター
キャンベルハムスター
ロボロフスキーハムスター
チャイニーズハムスター
一番飼いやすいハムスターは?
Hamoo!JAPAN ハムスター[人気ブログランキング] ハムスターブログ